今年は9月8日が白露
昨日でしたね
どうも1日遅れが定着しつつありますが…
まあ、大体の文化という事でご容赦願います
さすがにそろそろ
朝夕のが涼しくなります
↑我が家の萩の花
そして今日は9月9日
そう重陽の節句です
と言ってもしっくりくるのはやはり旧暦の方ですね
今年の旧暦では10月17日という事で
旧暦の重陽の節句である10月17日には、日本酒の会を開きます
詳しくは、直接お尋ねくださいませ
FBのSoba Cafe日本の暮らしのページにイベントを立ち上げています
重陽の節句て何!?
5節句の1つと言われる重陽の節句です
5節句とは
1月7日 人日(じんじつ)
3月3日 上巳(じょうし)
5月5日 端午(たんご)
7月7日 七夕(たなばた)
9月9日 重陽(ちょうよう)
の5つです
今では
1月7日は七草がゆ
3月3日は女の子のお祭り
5月5日は男の子のお祭り
7月7日は七夕(たなばた)は一応そのまま
9月9日は菊のお祭り
なんですが
もう、9月9日に行事をすることはほぼほぼなくなり
地域によって菊祭りをするくらいでしょうか
と言っても菊の開花に合わせるので旧暦の時期に行われることがほとんど
それ以外は今の新暦でも祝うので
私は2度楽しんだりしていますが
重陽の節句自体が忘れ去られているので旧暦のみでお祝いしております
ちょっと寂しい・・・
五節句の始まり
平安時代からと言われていて、季節の節目に邪気を払う為に、陰陽道の縁起が良いとされる奇数の日に行われるようになったと言われています
各節句ごとに季節の植物が使われているのもその植物の力を生かしたものと思います
七草はデトックス効果
桃の種の効能としても血行を良くし、ビタミンCによる老化防止
(桃の実は古事記の中では魔物を退治するために投げつけています)
乾燥させた桃の葉には、あせもや湿疹に効果があるようです
柏の葉や笹の葉、菊には殺菌効果があります
今のように
冷蔵庫などの様な保存方法がなかった時代の知恵と工夫があったんですね
節句という形を使って伝えたいられているもの
この様に健康に生活するための物だったんです
という事は、今でもとても有効で
しかもとても自然
だからこれからも是非守っていきたい行事です
どんなんかな?重陽の節句
重陽の節句の日の前の晩に菊の花の上に真綿を置いて翌日の朝(重陽の節句の朝)に朝露のしみ込んだ真綿で身体を拭いたとされています
真綿とは、絹の綿の事(今となっては贅沢ですが、平安時代に棉と言えば絹しかありませんでした。だから貴族の特権。 補足;木綿は江戸時代からの物です)
菊の持つ殺菌効果を充分に取り入れるためのようでした。
その他に、食べ物やお酒に菊の花を添えました
菊に尽きる一日だったんですね
それまでして、殺菌効果を獲得したかった当時の思いが垣間見れます
世の中には工夫がいっぱい
どの国にも必ずと言っていいほどその国、その地域ならではの知恵と工夫があります
現代では、いろんなことが分かり世界共通の良いものがたくさん生まれました
ワクチンや最新の治療行為などにより沢山の命が救われています
でも、昔ながらの物も良いのです
時にはより良い結果だったりもします
ケースバイケースと思いますが
昔ながらの良いものも残したいものですね
だからこその昔ながらの行事や風習は残したい
新しものを取り入れることは、私は大好きです
でも、その為にそれまでの物を捨てるのは好きではありません
古いもの、新しいもの
そのどちらにもきっと
良いこと、悪いことがあるのだと思います
だったら、そのどちらかを捨てるのではなく
そのどちらも良いところを残せると良いのではないかと思います
古いものの中には、私たちの祖先の想いも沢山つまっているのですから