観月町(かんげつちょう)といいます
観月ありさサンが有名なので、よく「みづきちょう」と読まれますが・・・
Soba Cafe日本の暮らしの住所にある観月町は
月見の名所とされていたそうです
同じ地域に月見坂町もあります
覚王山は高台でお月様がきれいに見えたという事ですが
町名に由来しているのはそれだけではありません
末盛城主を親しんでいたようです
この地域には、城山神社があります
市立中学は城山中学といいます
この地域に親しまれている城山という名前は
今の城山神社の場所に末盛城があったことに由来しています
末盛城は、織田信長のお父さんである織田信秀が建て
織田信行(信長の弟)が住んでいました
織田信長と対立の挙句
信長に殺される形となりましたが
親戚からは、跡継ぎにふさわしいとされていたようですし
地域にもに愛されていたようで地名として名残があります
近くに御棚町(おたなちょう)というところもありますが
ここは、信行の奥方が住んでいたところとされ
お棚妻と呼ばれていたことに由来しているそうです
このお棚妻が月見をしたところが月見坂町
信行が月見をしたところが観月町らしいです
末盛城址(すえもりじょうし;お城の跡地のこと)は今の
城山八幡宮です
地域の人はみんな、城山神社と呼んでいますので、城山神社と書いています
もともと末盛場内に白山社(しらやましゃ)がありました
信行が石川県の白山比咩神社(しらやまひめじんじゃ)を
勧請(かんじょう)(お祭りしている霊を他の場所に分けてもらうこと)して
作ったそうです
その社と近くの春里町にあった八幡社と
同地区のいくつかの神社をまとめて
城山八幡宮となりました
沢山の神様が祭られているばかりではなく
縁結びの御神木として信仰されている
※連理木(れんりぼく)まであり
縁結びの神様でもあるのです
※連理木;一度分かれた幹が再び連なって成長していると言う木で
古来より吉兆とされているそうです
ちなみに
城山三郎のペンネームも城山八幡宮が由来
私の好きな作家さんの一人でもある城山三郎さん
実は、教師をしていた頃にこの地域に住んでいた時期があり
そこからとったそうです
縄文時代から人が住んでいた地域とのことで
他にも色々な名残がありますが
お殿様が月見をした場所に由来している
観月町はロマンティックな気がいたします
中秋の名月のお月様は本当に格別綺麗ですが
毎月の十五夜もとてもきれいです
是非月見がてらご来店くださいませ
今日ならまだ花見もできますよ