着物の縫い方「和裁」

と一言で言っても作り方は様々

同じ単衣(ひとえ:裏地のない着物)の着物や浴衣(ゆかた)でも

縫う人によって、ものすごく違いがあります

そんな縫い方の違いが沢山あることを垣間見られる作品があります

幸田文さんの「きもの」という作品

もう随分と前に読んだものですが

着物が好きな方には一読をお勧めいたします

 

人それぞれすぎる縫い方!?

幸田文の「きもの」を読むといいと薦めてくれた私の母は

自分の単衣の着物くらいは縫えるのですが

絶対に教えてくれません

正しい縫い方じゃないから嫌だと言います

確かに、縫い方はものすごく違うのですが

逆にこれが正解もないのだと思うのですが…

「和裁」難民状態が続く

母が教えてくれないので

仕方なく他の方に習う事にしました

 

でもなぜか

1回しか習えなかったのです

 

初めて習ったのは

子供のころに隣に住んでいた和裁の仕立て屋さんから

まだ学生で1度縫ったら満足してしまいました

しかも、洋裁の専門学校に通うい始めて和裁には興味が薄れてしまいましたから

これは自業自得です

 

次に文化センターに行きましたが

生徒さんが多すぎてまったく見てもらえかったので

お月謝がもったいなくてすぐにやめました

ここでは、浴衣の縫い方は教わらなかったのでカウントしないでおきます

 

2度めに習った方は知り合いの方でした

とても丁寧な縫い方で

洋服でいうところのオートクチュールですね

しるし付けや縫い方が徹底的に丁寧でした

1枚を仕上げて2枚目という時に

お子さんと同居されるという事で

故郷の博多に帰ってしまわれました

 

そこから十年以上

習いたいと思いつつ機会がありませんでしたが

数年前に知り合った加藤紀子先生という

通訳ボランティアガイドをされている元和裁士の方と知り合い

やっと本格的に習うことができました

 

今までの経験が私なりの縫い方に

3人の先生から教わったおかげで

それぞれの縫い方の違いや考え方などがあるという事を知りました

最後の加藤先生の縫い方は

洋服でいうところのプレタポルテ(既製品)の高級版といった感じです

丁寧だけど合理的

さらに着物の将来の活用までが考えられている

とても日本人的な素晴らしものでした

 

寸法の取り方

それまでの2人の先生の時には

私の寸法を計算していただいていたので

よく理解できていませんでした

その為、何冊か本を買いましたが

どの本よりも紀子先生の考え方が私は好きです

何が違うかというと

紀子先生の計算方法は徹底的に反物の長さを重視して縫い方を変えるのです

だから、端切れとして残す生地が少なくなります

端切れの生地が多いほうが

いろんな小物なども作れていいような気がいたしますが

反物をなるべく長いまま使う理由は先々にあったのです

 

いかにも日本人らしい考え方

反物を長くとっているため

(ぱっと見には分からないように縫い込んであります

しかもゴロゴロしない!)

それは、長く着て裾が擦り切れてしまったら

ほついて縫い直せるようにであったり

サイズの大きい人に縫い直すことができる様にであったり

おむつに縫い直すときに

なるべくたくさん作れるように

だったりしているのです

 

今ではもうそこまで着倒す人は少ないででょうけれども

毎日、仕事着としてきている私には

もう、ほんと!目からうろこです!!

おかげでなが~くなが~く着る知恵がつきました

 

寝間着も着物なので・・・

え~っと

ナイトウエアとでもいうのでしょうか

パジャマ替わりですね

冬は寒いのでさらにガウンのようなものを重ね着しますが

夏は夏で涼しいのです

特に!有松絞の浴衣地が一番のお気にいり!!

しぼがある為

夏は涼しく、冬は暖か

知り合いに譲ってもらった古い有松絞がものも良く

本当に素晴らしい^^

 

鯨尺とメーター

和裁で使う寸法は鯨尺と言って一般の尺とは違い

1寸が3.78cmです

日頃なじみがないのでメーターのほうが分かり易いのですが

ちょっとした始末の寸法などは

やはり鯨尺の方がやりやすいので

私は鯨尺で作っています

ただ、一般に売られている縫い方の本は

メートル表示か鯨尺表示かどちらかなので

ちょっとわかりにくいなと思っていました

だから、私のテキストは両方を表示しています

 

分かり易いテキスト

初めて針と糸を持つ方でも

書いてある通りにすれば作れるというテキストが目標です

綺麗さはともかく

形になることが大切だと思います

もう何冊もの本と自分の取ったノートが大活躍です^^;

ここ2~3日格闘しています

まだまだ格闘は続きますが

生徒さんも集まり来週からの教室がすごく楽しみです~

 

 

和裁のテキスト作成中
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